喘息・呼吸器疾患について
当クリニックでは、喘息・呼吸器疾患の専門的な診療を行っています。風邪症候群、咽頭炎、扁桃炎、気管支炎、肺炎などの急性疾患から、気管支喘息、気道疾患などの慢性疾患まで、幅広い呼吸器疾患の診断と治療、および管理を行っております。咳や痰、喘鳴に悩まされている方、気管支炎や肺炎の疑いがある方など、呼吸器のことで気になることがございましたら、何でも遠慮無くご相談ください。地域の皆様のかかりつけ医として丁寧で親身な診療をいたします。
このような症状はご相談ください
- 咳や痰が続いている
- 熱がある
- くしゃみ、鼻水、鼻づまりが続いている
- 血痰が出た
- 喉が痛い
- 呼吸が苦しい
- 喉から「ヒューヒュー、ゼーゼー」という音がする
- など
代表的な対象疾患
急性上気道炎
急性上気道炎は、鼻からのど、気管の入り口にかけての空気の通り道にウイルスなどの病原体が感染し、炎症を起こしている状態です。咳や痰、くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、のどの痛み、頭痛、熱などが主な症状ですが、吐き気や嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状を伴うこともあります。発熱の程度は様々ですが、乳幼児では38℃以上の高熱となって症状も強くなる傾向が見られます。水分補給や栄養補給をしっかり行い、安静にしていれば自然に治癒することが多いのですが、咳や痰が長引くこともありますので、必要に応じて医療機関を受診するようにして下さい。
気管支炎
気管支の粘膜に炎症が見られるようになる病気です。風邪をこじらせたときに起こりやすく、激しい咳や痰、発熱を伴います。原因の多くはウイルスであり、上気道からの分泌物の下降や呼吸に随伴する吸い込みによって罹患します。ウイルスが原因の場合は、特別な治療法は無く、対症療法が中心になります。具体的には鎮咳薬、去痰薬、消炎薬、気管支拡張薬などが用いられます。細菌感染が疑われる場合は、抗菌薬を投与します。細菌感染を合併した場合を除き、多くは自然な経過のうちに治癒していきます。
肺炎
肺炎は、主に細菌やウイルスなどの病原微生物が肺に感染して炎症を起こす病気です。呼吸器の防御機能が病原微生物を排除できなかった場合や、病気やストレスなどのために免疫力が落ちているときは肺炎に罹りやすくなるので注意が必要です。なお、お子さんや高齢者、慢性疾患を患っている方が肺炎になると、重症化し、ときには生命にかかわる事態となります。予防や早めの治療が重要となりますので、咳が長引いている方はお早めに受診するようにしましょう。
気管支喘息
気管支喘息喉頭軟化症
生まれて間もないお子さんの喘鳴の原因として最も多いものです。9割以上は1−2歳までに自然治癒しますが、数%のお子さんには治療が必要になります。丁寧に問診・診察をすることで、詳しい検査の必要性を判断することが大切ですので、長引く喘鳴が心配な場合には早めに受診しましょう。